ドイツは、ナチ時代の反省から、民主主義を育むことを目的とした国の専門機関「連邦政治教育センター」(市民教育センター)を設置しています。市民一人ひとりの社会参画を促すために、政治的中立性を保ちながら、様々なテーマの教材を開発して提供しています。

 

ナチ時代や冷戦、ドイツ統一の歴史、現代の難民・移民、環境、人権、ヘイトスピーチ、経済格差、いじめ、差別、メディアリテラシーなど扱うテーマは広範囲にわたり、毎年100万部以上の教材を子どもから大人まで、学校や地域、家庭などへ届けています。

 

社会問題について「知る」だけでなく、「体験」する機会もつくっています。その一つが、3年毎にドイツの各都市で開催される「政治演劇フェスティバル」です。​この演劇祭の企画・運営を担当しているアンナ・パッフェンホルツさんをこの度、ゲストにお迎えしてお話を聞きます。

長く演劇教育に携わってきた​アンナさんは、学校教育の場で演劇の手法を取り入れて、「デモのやりかた : すべての人に生きる場所を!」、「私の人生を豊かにするものは何?」などの体験型ワークショップも開発しています。

なぜ演劇が民主主義に欠かせないのか。

日本の演劇界で活躍されている脚本家、演出家、制作の皆さんもパネリストにお迎えして対話します。

NPO法人ホロコースト教育資料センター代表

​石岡史子

2020年10月28日(水) 20:00~22:30

Youtubeライブ配信

 アンナ・パッフェンホルツ

Anne Paffenholz

ドイツの「連邦政治教育センター」イベント担当部門のプログラムマネージャー。3年毎にドイツ各地で開催される「政治演劇フェスティバル」の企画・運営を担当する。ドイツとイギリスの大学院で英文学、ドラマツルギー(作劇法)を学び、2005年から2012年までベルリン州の児童若者のための劇場”Theater an der Parkaue”の制作および教育担当を務める。2013年から2017年までフリーランスで演劇教育に携わる。2015年、ベルリンの” HAU Hebbel am Ufer”劇場のアウトリーチ部の部長。2016-2017年、文化芸術を学校教育の現場に普及させるためのベルリン州機関“Cultural Agents for creative schools in Berlin” (Kulturagenten für kreative Schulen Berlin)の主任を務める。2017年より現職。

 いずみ凜 いずみりん

​脚本家

岐阜県出身。89年、NHKのラジオドラマ執筆後、舞台を中心に脚本家としての活動を開始。劇団はぐるま、東京演劇アンサンブルを経て現在フリー。劇団銅鑼、東京芸術座、劇団風の子、演劇集団円、劇団うりんこ、オペラシアターこんにゃく座、人形劇団クラルテ、ひとみ座、ひぽぽたあむなど、日本全国さまざまな劇団の脚本を執筆。子どもからおとなまで共に観て語り合える演劇をめざしている。劇団仲間の『カモメに飛ぶことを教えた猫』は東京都優秀児童演劇選定優秀賞を受賞し、300ステージを超えた。『ナガサキん' グラフィティ』で斎田喬賞優秀賞受賞。これまでの活動に対して第23回O夫人児童青少年演劇賞を受賞。大学で脚本創作、演劇文化論などを教えている。

 大谷賢治郎 おおたにけんじろう

​演出家

1972年東京都出身。サンフランシスコ州立大学芸術学部演劇学科卒。company ma主宰。児童劇から人形劇、古典から現代劇、市民劇から国際的コラボレーションなど様々な形態の舞台芸術を演出する。アシテジ国際児童青少年演劇協会の世界理事として、子どもや若者のための舞台芸術が世界に広がり発展するために日々力を注いでいる。東京国立博物館の演劇的ガイドツアー、国内外での演劇ワークショップなどフィジカルに体感しながら、当事者性にフォーカスするワークショップには定評がある。現在、桐朋学園芸術短期大学特任講師、東京藝術大学非常勤講師、東京都立芸術総合高等学校非常勤講師を務める。

 田辺素子 たなべ もとこ

​劇団制作

劇団銅鑼(東京都)の制作。愛知県出身。劇団青年座俳優養成所・劇団東演俳優教室卒業。1988年劇団銅鑼に俳優として入団後、制作部に移籍。1999年文化庁在外研修員としてニューヨークでアートマネージメントを学び、劇団の海外公演の全てを担当する。“人々のくらしに演劇が溶け込み、心豊かな人生の糧となること"ーこの劇団の理念を実現するため、演劇と出会わない・出会えない“バリア”を取り除こうと日々奮闘中。働くこと、ジェンダー、老いと死、ダイバーシティなど、社会問題を身近な人間ドラマとして考える舞台を次々と生み出している。公益社団法人日本劇団協議会理事・教育事業部を担当し、“すべての学校に演劇を!”という取り組みを続けている。

司会進行

石岡 史子  いしおか ふみこ

NPO法人ホロコースト教育資料センター代表。命や人権を尊ぶ心、他者への寛容な心を育んでほしいと願い、ホロコースト史を教材とした学校訪問授業を行う。アウシュヴィッツ博物館から借りた犠牲者の旅行かばんをめぐる実話『ハンナのかばん』の登場人物。ポプラ社から出ている日本語版を自ら翻訳。世界40ヵ国で出版され、劇団銅鑼などによって舞台化される。これまでのNPOの活動に対して、カナダのヨーク大学より名誉博士号、米国ワシントン大学より特別功労賞が授与される。2016年11月、国連に招かれ、NPO活動について発表する。毎年大学生のポーランド・ドイツ研修旅行を引率。共著に『「ホロコーストの記憶」を歩く~過去をみつめ未来へ向かう旅ガイド』(子どもの未来社)がある。

お申込みいただいた方に視聴用のリンクをお送りします

1,000円

※学生、舞台芸術関係者は無料です

参加申込

(Peatixという申込サイトが開きます)

連邦政治教育センター

Federal Agency for Civic Education

(Bundeszentrale für politische Bildung/bpb)

紹介ビデオ (英語)

記憶の文化を育む
Fostering Culture of Remembrance
第1回 10月17日(土) 申込受付中
転換期にある記憶の継承~ナチ強制収容所記念館の現場から
第2回 10月28日(水) 申込受付中
学校でデモのやりかた教えちゃう!?~演劇で「市民」を育むドイツの取り組み
第3回 11月1日(日) 近日公開
ナチズム研究第一人者の東京大学教授・石田勇治さん
フリーライター・室田元美さん
第4回 11月 近日公開
メモリーウォーク~フランクフルト編
『忘却に抵抗するドイツ』著者・岡裕人さん
近日公開
第5回 11月 近日公開
近日公開
第6回 12月 近日公開
近日公開

本プロジェクトは、ドイツ連邦共和国外務省

およびゲーテ・インスティトゥートの

国際支援基金の助成を受けて実施します

Funded by the International Relief Fund of the German Federal Foreign Office,

the Goethe-Institut, and other partners: www.goethe.de/relieffund

スタディツアーのご案内

新型コロナウィルス感染症の状況をみながら、来年に延期の予定です。ご興味のある方は、下記よりご登録いただけますと実施状況などをご連絡させていただきます。
20201021ドイツツアー.png
ハンナのかばん
アンネ・フランク
ホロコースト

© 2014  命と人権教育のNPO ホロコースト教育資料センターKokoro

 

〒141-0021 東京都品川区上大崎3-14-58 クリエイト目黒103  

TEL : 03-6450-3413  FAX : 03-6450-3404  

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