ドラ・グリンバーグの物語
第二次世界大戦時に、ユダヤ難民のヨーロッパからの逃避行を助けた杉原千畝については、書籍や映画などで知る機会が増えてきました。9月17日からは劇団銅鑼による公演「センポ・スギハァラ」も始まります。 NPO法人ホロコースト教育資料センターでは今から20年前、当時の難民たちに話を聞きました。カナダ、アメリカ、オーストラリアで出会った人たちのなかで、とても強く印象に残っているのがシドニー在住のドラ・グリンバーグさんでした。 ドラさんは夫と二人で、ポーランドからリトアニア、当時のソ連を横断し、神戸まで逃げてきます。妊娠していたドラさんは神戸で無事に出産しました。そして、ヨーロッパに残る家族に手紙で知らせました。 1941年にワルシャワと神戸を行き来した手紙を読みながら、ホロコーストのなかで生きぬいた命、失われた命の軌跡をたどってみませんか。
日 時
2020年9月15日(火) 午後8時~9時30分
会 場
オンラインで開催します
講師
NPO法人ホロコースト教育資料センター代表 石岡史子
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