鹿沼市立北小学校の5年生と
今日は栃木県鹿沼市の北小学校で「ハンナのかばん」訪問授業でした。毎年5年生と学んで13年目!
今年も元気にたくさん質問をしてくれました。
「ユダヤ人以外にも殺された人はいたんですか?」
どんな想像を膨らませて、この質問をしてくれたのでしょう。たくましい想像力。
「当時の人たちはヒトラーのどんなところを支持したんですか?」
10歳の心にひっかかったこと。大人からは聞かれたことがない質問です。
1時限目の「ハンナのかばん」の講話が終わると、教室にもどって担任の先生との授業が続きます。この日は、「命」をテーマに活発なディスカッションが行われていました。
この北小学校は、保護者や地域の人たちが「北光クラブ」というグループをつくり、授業支援活動を行っています。地元の人やKokoroのようなNPOと先生をつないでくれたり、自分たちも空き教室でサークル活動を楽しんだりしています。先生たちは子どもたちの学力を育むことに集中してね、そのほかのことは、大人みんなで助け合って子どもたちを育てていこう、という理念に感動します。学校に関わることで、「地域の大人も成長できるんですよ」という素晴らしい仕組み。
20周年を迎えて、北光クラブの皆さんが今度は、NPO法人栃木かぬま教育支援ネットワーク 蘖(ひこばえ)を立ち上げられました。授業支援にとどまらず、まちづくりの拠点としても様々な活動が始まるそうです。