上映会「イレナ・センドレローヴァ物語」

2018/10/05

 

 

 

こんにちは、はじめまして。この度、Kokoroでインターンとして活動させて頂くことになりました、大学3年生のAtsumiです。大学ではドイツ語を専攻していて今夏まで約1年間ドイツに留学していました。もともとドイツのホロコースト史には興味があったのですが、留学中にアウシュヴィッツを訪れ、そこで、もっと学びたい、そしてより多くの人に伝えて、より多くの人に考えてもらいたいという思いが強くなったため、Kokoroで活動することを決めました。

 

さて、9月29日(土)に「イレナ・センドレローヴァ物語」の映画上映会とワークショップがあり、雨の中、20名ほどが集まりました。イレナさんは、ナチ・ドイツ占領下ポーランドのワルシャワゲットーから約2500人のユダヤ人の子どもを救出したと言われており、本作品は、歴史映像とイレナさんの証言を交えたドキュメンタリーでした。

 

 

 

中には目を背けたくなるような場面もありました。子どもが道端で弱っていたり、死んでいるのに、誰もそれには目もくれず、それが日常と化している光景が衝撃的でした。イレナさんは、敬虔なカトリック教徒のポーランド人だったにも関わらず、仲間とともにゲットーに忍び込み、特に貧しいユダヤ人の子どもを悪状況のゲットーから脱出させ、そして保護してもらうまでの手助けをします。もしそれが見つかってしまったら自身の命の危険を伴うものだったにも関わらず、この活動を続けました。さらに、戦争が終わったら子供達が親と再会できるようにとリストを作成します。ついには監獄に送られ、ひどい拷問を受けながらも、将来の子どもたちのために秘密は一切漏らさなかったそうです。

 

 

 

そうして救った2500人の子ども。殺害された人数から比べたらわずかな数ですが、その一人一人に人生があります。イレナさんに助けられたことで、今この世にいることができる子孫もいるはずです。この映画で、もし自分だったら目を背けずに自分の命の危険を犯してまで、イレナさんのように行動できただろうかと考えさせられました。

 

 

映画上映の後は、ワークショップがありました。「高校生に向けた展示を考える」というコンセプトで、テーマは「なぜ日本でホロコーストを学ぶのか」。このテーマに沿って、ナチスやホロコーストに関係する20数枚ある写真から、6枚だけを選んで展示を作る、というものです。まず石岡さんからそれぞれの写真がどういう写真なのか説明を受け、その後に初対面の4、5人ずつのグループで話し合い、どの写真を選ぼうかということと、その展示の題名と、写真のキャプションまで考えました。

 

ちなみに私のグループは、「同じ人間なのに…」という題名のもと、比較できる2枚組ずつの写真を選び出し、それぞれ、「障害者に生きている価値はないのでしょうか?」「あなたは抗う勇気がありますか?」「人間はどこまで醜いことができるのでしょうか?」というキャプションをつけました。写真から現代社会にも通ずることがあるな、と思いました。

 

最後に各グループがどんな展示を作ったのか、2分間でプレゼンを行いました。同じテーマなのに、グループごとに題名も、選ばれた写真も違って興味深かったです。

 

10/27(土)には、映画「ハイドリヒを撃て」の上映会があります。次はどのような学びがあるのか、楽しみです。

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