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アンネの親友ハンネリ
ハンネリことハナ・ピック・ホスラールがベルゲン・ベルゼン収容所で
アンネと再会したときのことを語っています
(2分2秒)
(オランダのアンネ・フランク財団の公式You tubeチャンネルより)
(ベルゲン・ベルゼン収容所を歩くハナ・ピックさん)
「あなたの友達がここにいるわよ、と言われたんです。そこで、鉄条網のそばまで行ってみました。監視塔の見張りに見つかれば撃ち殺されるかもしれないですし、とても危険なことでした。
有刺鉄線には、藁(わら)がかけてあって、向こう側は見えませんでした。暗闇のなかで『ハロー、ハロー』と声をかけてみました。
私の声にまず気づいてくれたのが、ファン・ダーン夫人でした。『アンネに会いにきたのね。マルゴーは起き上がれないけれど、アンネはすぐによんでくるから』と言ってくれました。
しばらく待っていたら、私をよぶ声が聴こえました。アンネでした。
とても辛くて、私たちは二人で泣きました。
『私はもうひとりぼっちなの』とアンネは言いました。今でも、この時のことがとてもかわいそうに思うんです。お母さんは殺された、と言いましたが、実際は、体が弱りはてて亡くなったのです。(お姉さんの)マルゴーもとても具合が悪かった。でも、お父さんがまだ生きていることをもしアンネが知っていたら、、、マルゴーも亡くなったあと、アンネは絶望してしまったのですね。」
日本語仮訳
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