2016年7月11日、「ハンナのかばん」訪問授業が1000回を迎えました。
八王子市の東京純心女子高校で1年生の皆さんと一緒に学びました。
偶然にも16年前のおなじ日、Kokoro代表・石岡史子はチェコのテレジン収容所記念館で、
ハンナのお兄さんが生きのびたことを知りました。
1000回目で訪問した東京純心女子高校は、
「ハンナのかばん」が届いたときにKokoroで活動していた子どもグループ
「小さなつばさ」メンバーYちゃんの母校でもありました。
2000年当時、Kokoroが開設していた資料室に集まっていた子どもたち「小さなつばさ」
2000年3月、ハンナの兄ジョージ・ブレイディさん初来日。
当時、小学4年生だったYちゃんは今では26歳の社会人。
 
1000回目に合わせて、後輩たちに素晴らしいメッセージを贈ってくれました。
70年以上前に亡くなったハンナと現代の私たちが地続きの歴史にいると
教えてくれる品が、ハンナのかばんだと思います。
 
ジョージさんがかばんを見たときの、泣きそうな優しい表情と、
大切そうにかばんを触る手元を今でも良く覚えています。
家族の貴重な形見の品と、ホロコーストの犠牲者のかばんでは
​全く意味も重みも異なると実感しました。
 
本やテレビの中の物語ではなく、歴史は私たちのすぐそばに
あると"小さなつばさ"に参加することで学びました。
 
ハンナとハンナのかばんを通して、私たちのすぐそばで息づいている
歴史を鮮明に感じてもらえたら良いなと思います。
(Y.M.)

授業に参加してくれた1年生たちの感想より

▸「人間は強い面も弱い面も持っているんだなと思った。」

▸「自分の未来を自分で選択できる立場にある。一日一日を大切に送りたい。」

▸「大学生になったら、アウシュヴィッツに行ってみたい。」

▸「歴史を知り、その知識をいかして現在の世界のあり方を考えること、それを次の世代へ伝えていくことの大切さを学んだ。」

​▸「ハンナのかばんは私の記憶に強く残ると思う。」

▸「今回の講演で、差別に反対していた人がいたということに驚いた。日本人の外交官がいたことは知っていましたが、ドイツ人の教師、作家など、その人ができることをしていたということが印象的でした。」

▸「人に流されず、自分の意見をしっかり持つことがどれほど大事なのかということもわかりました。」

▸「18歳になったら選挙権があたえられるので、自分が正しいと思う人をまず選べるような人になりたい。」

▸「ハンナさんのかばんから始まったストーリーは、私の心に一生残ることでしょう。石岡さんの講演は、私の人生観をもっとより良いものとしてくれました。物事への考え方の幅がより一層広くなりました。」

▸「600万人もの人々が迫害されて、その一人ひとりに生き様があり、大切な一人の命だった。」

▸「今を生きる私達だから、過去に目を向けて何をすべきか、どう考えればよいのか、自分で積極的に行動していくべきだと思いました。」

▸「ハンナのかばんは、講演を聴いている私たちにたくさんのことを伝えていることをはじめ、何か私たちを温かく見守っているように思いました。数えきれない尊い命をどのように大切にするかは、今を生きている私たちの永遠の使命であると心から実感しました。自分を振り返ることができる充実した講演会をありがとうございました。」

▸「私は何かがあった時は"助けた人々"のようになろうと思います。今はこのように書けますが、いざ、本当に何かあった時に、自分の周りをきちんと見渡すことができるか不安でもあります。そうならないために、学ぶ力や知識を身につけたい。」

▸「初めて世界史って、ちょっと面白いかもしれないと思った。まだまだ私には知らないことばかりだと改めて感じた。」

▸「涙が出ました」

​▸「ハンナは600万人のうちのたった一人で、同じように悲しい話は600万人全員にあるはず。世界中のすべての人が対等な人間であるということが当たり前である世界を作っていかなければならないと強く思った。私も少しでも知って伝えて、それに貢献したい。」

▸「この時はどういう気持ちだったんだろう。どうやって乗り越えたのだろう。などたくさん考えることができた。今まで歴史は興味がなかったけれど、今回話を聞いていると、つながりがあるし、すごくおもしろいなと思った。」

▸「私は、"それはおかしいのではないか"という少しの違和感に敏感でありたいなと思った。」

▸「私は間違った事だと思った事を周りに流されて無視したりする人にはなりたくないと思った。」

▸「歴史は教科書で学ぶだけのものではなく、身近なものなのだと実感した。」

​▸「命の平等について深く考えさせられた。"なぜ言葉の暴力や差別が本物の暴力へと変わってしまったのかということを考えた。私たちも日々の中で、人のせいにして、時にはそれを攻撃してしまうことがある。」

▸「私は世界史が死ぬほど苦手であまり興味もありませんでした。今回のお話を聞いて、自分が悲しくなってしまうくらいよく分かった。」

▸「辛い過去や苦しい過去をふりかえることによって、成長していきたい。」

▸「過去をしっかり自分の目で高めることが大事。」

​▸「人間が同じ人間に対してなぜこんなにむごいことができるのだろうか。宗教や肌の色の違いに優劣などないのに・・・」

▸「歴史を見て、反省し改善し未来につなげていくことこそが、私たちこれから大人になる人間に必要だ。」

▸「昔の世界、今の世界での共通点があると思います。それは簡単に命を奪うことです。」

​▸「自分らしさというのは生きるために必要なものなんだと思う」

1000回の「ハンナのかばん」訪問授業で、20万人を超える子どもたちと一緒に

「一人の命の大切さ」や「平和」について学んできました。

ホロコーストは一夜で起きたのではありませんでした。

ナチスは「選挙」によって合法的に政権をにぎり、

「好ましくない」とされた人たちはたくみに排除し、

「法律」「教育」によって差別が社会に定着していきました。

この過程から学ぶことは、「自由」や「民主主義」

私たちはどんな社会に生きたいのかを考える市民教育にもつながります。

18歳選挙権が導入された今、これからも「ハンナのかばん」の授業を

通して、子どもたちが自分たちの手で平和つくりだすために

できることを考えてほしいと願っています。

 

ぜひ今後ともご協力をお願い申し上げます。

 
ハンナのかばん
アンネ・フランク
ホロコースト

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