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ドイツでナチ時代の歴史はどのように語られ、人びとは向き合ってきたのか。これは、日本で高い関心を集めてきました。『忘却に抵抗するドイツ』の著者・岡裕人さんによると、その道のりは決して平たんではありませんでした。そして時代の変化とともに現れる新しい課題に直面しながら、ドイツの試行錯誤は今も続いています。
在独30年の歴史研究者であり教育者である岡さんは、現地の学校や研究機関、講演会や朗読会を取材し、人びとの記憶の営みを生き生きと本書に描いています。
この度、ドイツのフランクフルトから岡さんをゲストにお迎えして、ドイツの「記憶の文化」をめぐって、有志の大学生4人とオンラインで対話します。
戦後75年の年月が流れ、日本とアジアにおいても生き証人の声を聴く機会が失われていきます。記憶は、今を生きる私たちの手で文学や演劇、教科書、現代アートのなかでこれから形づくられていきます。
「人は何のために記憶するのか」
すこし立ち止まり、いっしょに考えてみませんか。
1. 開催概要
開催概要
2020年8月9日(日) 午後8時~10時
オンラインで開催します
ゲスト 岡 裕人 おか ひろと
一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。89年渡独し、コンスタンツ大学大学院歴史学科で博士号取得。ベルリンの壁崩壊を見聞し、以後変革するドイツで歴史研究と教育に携わってきた。現在フランクフルト日本人国際学校事務局長、在フランクフルト。著書に『忘却に抵抗するドイツ - 歴史教育から「記憶の文化」へ』(大月書店)、共著に『世界の歴史教育』(ゲオルク・エッカート研究所編)(独語)、『「ホロコーストの記憶」を歩く – 過去をみつめ未来へ向かう旅ガイド』(石岡史子と共著、子どもの未来社)等。
大学生 パネリスト
奥川稀理 (東京学芸大学) 深田莉映 (国際基督教大学)
倉林昌弘 (北海道大学) 西山花音 (埼玉大学)
司会進行 石岡 史子 いしおか ふみこ
NPO法人ホロコースト教育資料センター代表。命や人権を尊ぶ心、他者への寛容な心を育んでほしいと願い、ホロコースト史を教材とした学校訪問授業を行う。毎年大学生のポーランド・ドイツ研修旅行を引率。『ハンナのかばん』(ポプラ社)の登場人物、訳者。
『忘却に抵抗するドイツ』をテーマに、
著者の岡裕人さんと大学生4人が対話します。
参加者の皆さんは、マイクとカメラをオフの状態で
ご視聴いただきながら
質問や感想を画面上(チャット)で
ぜひご投稿ください。
50名 (申し込み順)
学生 無料
おとな 1,000円
事前にZoomのインストール(無料)をお願いします。
すでにお使いの方も最新版にアップデートして
ご参加ください。
※Zoomを初めてお使いの方は、当日開催30分前からログインしていただけますので、動作確認をしてみてください。
(Peatixという申込サイトが開きます)
スタディツアーのご案内
新型コロナウィルス感染症の状況をみながら、延期の可能性もありますが、ご興味のある方は、下記よりご登録いただけますと実施状況などをご連絡させていただきます。
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