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  • Haruka

はじめまして!

はじめまして!

5月よりKokoroでインターンをさせて頂くことになりました、はるかです。

現在大学3年生で、主に応用倫理学とドイツ語を学んでいます。応用倫理学?なんだか堅苦しい…というイメージを持たれがちな学問ですが、実際は現代の社会問題やジェンダーについて考えるような、私たちの日常生活に密接している学問です。

さて、私がホロコーストやKokoroに興味を持ったきっかけをお話します。

小学校の図書館に世界の偉人をテーマにした漫画や本はありませんでしたか?私は小学校2・3年の時に全巻読破したのですが、そのうちの一冊がアンネ・フランクの本でした。自分の生まれる半世紀前のドイツで主にユダヤ人が虐殺され、過酷な労働を強いられたという事実に、当時物凄く恐れを感じたことを今でも覚えています。

それから受験勉強や大学入学後の授業を通して、このような事態が起こった原因や当時の思想を学びたいと思うようになりました。例えば、ナチズムの思想を原理的に支えたと評されるカール・シュミットです。また、戦争時のドイツや欧州の人々における風潮や、彼らのホロコーストに対する捉え方に興味を持ち始めました。

今年の春に西ドイツのアーヘンに滞在しました!

それまではホロコーストが私のドイツに関する興味の大部分を占めていたのですが、私のドイツ人に対するイメージは良い意味で裏切られました。彼らはとってもおしゃべりで、物知りで、そして親切でした。一度社会人になってから大学に入る学生、多くの博士課程の大学生、自分の目標に向かう彼らの姿勢は私にとって勉強になるものでした。

こちらの写真はケルンにあるNS dokumentationszentrumという博物館です。第二次世界大戦中の牢獄がそのまま博物館として使われています…!

ドイツ滞在中に私が特に興味を持ったのは「Fridays for future」です。これは学生デモのことで、金曜日は学校を早く終えて、学生は自分達の思いを世間に発信する活動をするそうです。日本では聞き慣れない習慣ですよね。以下のリンクからどのような活動をしているのか是非ご覧になってください!

https://fridaysforfuture.de/

この話をドイツ人の友達に話して自分の関心を伝えたところ、

「ホロコーストに興味を持っている日本人なんてとっても珍しいし、初めて聞いたよ!終戦直後は違う道を歩むことになったけれど、戦中の日本とドイツには共通点があるよね。その関心は今後も大切にした方が良いよ。」

と言われました。

その言葉がきっかけとなって、講義や本などでホロコーストについての知識を得るだけでなく、それらを基にして他人に伝えられるような活動に取り組みたいと思うようになり、Kokoroに応募させて頂きました。

ホロコーストについて学ぶと私たちは自分の心の中で何かを考えることになるでしょう。その考えだされた意見は「怖い」「もう遠い昔の出来事」「差別だ」など様々であると思いますが、私はその意見には「良い」も「悪い」も無く、考えること自体が大切だと思っています。

Kokoroでの活動を通して、過去の出来事から考えるという機会を提供し、そのお手伝いができたら良いなと思っています。

最後になりましたが、どうぞ宜しくお願いいたします。

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