

映画『モルゲン、明日』を観て
こんにちは、Kokoro理事のハットリです。 先日、大磯の図書館で、ドキュメンタリー映画『モルゲン、明日』を観てきました。 フクシマ以後脱原発へと動きそれを実現させている今のドイツ市民の社会参画に対する意識が、第二次大戦後紆余曲折を経て時間をかけて醸成されてきたことが、持続可能なエネルギーという問題を切り口に丁寧に描かれていました。同じフクシマの惨事が、一方では原発推進派だったメルケル首相の考えを転換させ一国を脱原発へと向かわせ、もう一方の事故当事国では炉心溶融事故の検証もされないうちに政治家らをして再稼働へと駆り立てさらには原発の輸出まで目論見させそれをおかしいと思いながらも国民が許している。両者のこの差を生んでいるものはいったい何なのか???・・・日本の戦後処理とも大いに関連している問題だと思います。
映画のあと、この会を主催した「大磯エネシフト」のメンバー二人が登壇して、映画の中で取り上げられた2つの問題点につき話をされました。最初に登壇したのはドイツ文学の翻訳家の高田ゆみこ氏(原発事故を題材にした青少年向けの小説『みえない雲』の翻訳者