

シンドラーのリスト25周年
杉原千畝と並んで称されるドイツ人の「諸国民の正義の人」、オスカー・シンドラー。 約1,200人のユダヤ人をアウシュヴィッツへの移送から救いました。 スティーブン・スピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』が公開されたのが、 ちょうど25年前の12月でした。 この節目に、アメリカやヨーロッパの劇場でふたたび上映されるそうです。 『シンドラーのリスト』はアカデミー賞を受賞し、日本でも大ヒットしましたが、 本来は語りえないホロコーストという出来事を分かりやすく感動的な「物語」にした、 などの批判も受けて、クロード・ランズマン監督のドキュメンタリー映画『ショア―』とは 対極的に語られることもあります。 一方で、ホロコーストの歴史が広く一般に認知されるきっかけを作ったことも事実です。 25周年の今、あらためてこの映画が果たした役割やいま再び注目する意味が話題になっています。 インタビューで、スピルバーグ監督が制作時を振り返っています。 制作にあたって、スピルバーグはシンドラーに助けられた人たちと多くの時間を過ごしました。 撮影したシーンの試写のあと、一人